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エアリーフローラインタビュー

File 05:卸売市場

村松 慶一 さん
(株式会社 金沢花市場 常務取締役)
■金沢の花の流通拠点
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当社は先々代が昭和28年に創業した花の卸売市場です。2004年、北陸で初めてコンピュータを使った機械セリシステムを導入し、よりスピーディーに、公正にセリが行えるようになりました。
昔に比べると、市場で扱う花の種類は飛躍的に増えています。バラだけを見ても毎年1000種ほどの新品種が出ていますから、勉強が欠かせませんね。繁忙期の合間を縫って産地を訪ね、できるだけ情報を入手するように心がけています。私の仕事は花を花屋さんに売ることですから、花屋さんが欲しいものをちゃんと提供できるように、各地の生産者とパイプを太くしておくことも大事な務めなんです。
エアリーフローラは開発当初から応援しています。目の前にある花を売る通常の業務とは違い、石川県と全農がリードし、企画や宣伝が先行する形で進んでいますから、「もっと良くなるように」と私たちも力が入ります。
(写真:いくらで落としたかがすぐ分かる機械ゼリ)

■花き栽培の起爆剤に
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あまり知られていないことかもしれませんが、石川県の花き生産量、実は全国で最下位レベルなんです。金沢市の北部には花園という加賀藩が認定した花の産地がありますが、時代が移り、後継者不足なども影響して花の生産は下降線をたどっていました。
ところがエアリーフローラがきっかけで、花を栽培してみようという県内の農家さんが出てきたんです。当初、エアリーフローラを育てていたのは花の栽培経験のある方数軒でしたが、今では40軒以上。花は初めてという新規参入の方が多いんですよ。そういった方には、輪ゴムやフィルムのかけ方、箱詰めの方法など、県の普及員やJAの担当者と連絡を取りながら規格の統一を図っています。生産量は現在約30万本。目標とする100万本にはまだまだ遠いですが、順調に伸びています。
(写真:エアリーフローラのセリをする村松さん)

■つくり手と買い手をつなぐ
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花屋さんが欲しいものを把握し、それを生産者に伝えるのが私のミッション。エアリーフローラについても、つくり手と買い手をつなぐためにいろんなことに取り組んでいます。先日も独自でアンケートを作成し、花屋さんのニーズ調査を行いました。まだ回収の途中なのですが、人気の色や欲しい時期など、求められるエアリーフローラ像が少しずつ浮かんできているので、これを参考にして農家さんが栽培計画などを立ててくださるといいなと思っています。
七尾では花屋さんを市内の生産者の畑に案内し、意見交換をする場を設けました。つながりあえばいろんなことが見えてくるし、この人から買いたい、この人に買ってもらいたいという気持ちも芽生えます。また毎年、全農や生産者の方たちと反省会を持ち、改善点や目標などについて話し合っています。さまざまな人としっかりつながりながら頑張っていきたいですね。
(写真:アンケート用紙とエアリーフローラのタグ)

■もっと輝く花にしたい
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エアリーフローラの魅力は、華やかな7色。花屋さんが欲しがるのも7色展開なのですが、色によって時期にズレがあり、全色そろわないこともあります。また、お正月なら縁起のいい黄色、どんよりした時期は明るい色味などと需要も異なるので、そうしたニーズに対応していくことがこれからますます求められるでしょうね。
エアリーフローラは、蝶がとまったような姿もかわいいし、香りがまたいいんです。現在、行き先は県内と東京・大阪ぐらいで贈答用が中心ですが、今後は家庭用も視野に他地域へと広げ、エアリーフローラの魅力をどんどん伝えていきたいですね。
そのためにも生産体制の整備が急務。気合を入れてサポートしていきたいです。当社のスタッフジャンパー、背中に大きく「エアリーフローラ」と入れました。飲みに行くときなどにも一輪持っていき、さりげなく友達に宣伝したりしているんです(笑)。
(写真:エアリーフローラをアピールするスタッフジャンパー)

【取材日 2015年4月8日】